「逆転した日本史」と一緒に購入した本。
こちらも一気に読んでしまいました。
面倒くさい人は多種多様
そのまんまですが、本当に大勢の面倒くさい人がいるなという感じ。
少し抜き出しただけでも、
- 「そんなことないよ」と言ってほしい人
- 他人の成功や幸福にケチをつける人
- 小さな話を大きくして、そしてこじらせる人
- サポートを求めないとすねる上司
- 会議で異議を唱えずにいられない人
- 他人の意見を聞こうとしない人
- 本人だけが気付かない「面倒な人」
などなど・・・
本当にいろいろな人がいますね。
こうして書いているだけで「これはあの人のことだな」と顔が浮かんできます。
この本の面白いところはこの部分かもしれません。
面倒くさい人の分類に挑戦した本
ただこの本の中に、そういった面倒くさい人たちに対して、「こういうタイプにはこうしたらいい」というアドバイスはほとんどありません。
どちらかというと「面倒くさい人のパターンと分類」が主な内容になっています。
もちろん、きちんと「こういうタイプの人はこう考えている」ということも書かれていますが、具体的な対応策はほとんどありません。
それでも、「こういう考え方になるのはこういう経験が影響している」とか、「こういう行動の裏にはこんな心理がある」ってことも書かれているので十分参考にはなります。
まあ「こういうタイプにはこうしたらいい!」って言ってまとめてしまえるなら「面倒くさい人」ではないのでこれは当然かもしれませんね。
「いるいる、そういう人!」と思って読む本
ですので、私は「いるいる、そういう人!」といろんな人の顔を思い浮かべながら読むことをお勧めします。
そうやって読んでみると、読みながら「ああ、あの人も裏ではそんな風に思っているのかも」というように少し優しい気持ちになれるんじゃないでしょうか?
こればっかりは人それぞれなんでしょうが。
自分も含めて結局みんな面倒な人
普通の人ならきっとこう思うと思います。
「自分も当てはまるところがある」って。
だからきっと自分も、完璧に見えるあの人も面倒な人なんだって思います。
完璧な人はいませんもの。
それでも、「あ、いまこうなっているかも」と感じることは大事だと思います。
求めるものはいろいろ違うかもしれませんが、面白い本でしたよ。